メタの投資膨張でナスダック2.6%安、資金は国債へ
昨夜の米国株は、AI投資への疑念が再燃して大きく揺れました。ナスダックは2.6%下落して6月以来の下げ幅となり、S&P500も約1.3%下げました。前日にスペースXとスーパーマイクロで1%反発した空気が、一日で覆った形です。
火種はメタでした。7-9月期の売上は26%増、次の四半期の見通しも市場予想を上回りましたが、四半期の設備投資が前年比80%増の349億ドルに達し、設備投資後に手元に残るフリーキャッシュフローが赤字に転じました。AI投資の資金を得るため議決権のない新株式を導入するとの発表も、希薄化の懸念を呼びました。テスラは予想を上回る決算でしたが、時間外で売られています。
借金への不安も続いています。空売り投資家はネオクラウド株の下落で60億ドルを稼ぎ、コアウィーブの社債利回りは15%に達しました。一方、半導体装置メーカーのBesiはAIデータセンター需要で受注が予想を上回ったと発表し、需要そのものはまだ崩れていないという声もあります。
資金は安全な場所へ向かいました。米10年債利回りはSVB破綻以来で最大の1日の下げ幅となり、5%を割り込みました。また、サウジがフーシ派の攻撃を受けてアラムコが本社を退避させ、ブレント原油は111ドルを超えてイラン戦争時の高値に迫っています。
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